武蔵美の授業

彫塑の製作過程

"王のように命じ奴隷のように働け"

彫刻の先生が教えてくれた名言なんですが、彫刻する時、どこを掘ろうか考えながら掘っているとぽわーんとしたものしか彫れない。

「彫る場所と深さ」を決める時と「削るとき」を分けて、自分の中に司令塔と労働者の役割分担を作るとうまく行くという意味です。

これは試験勉強の時に、計画を立てて実行するのと同じですね。

1週目:コンクリの素材作り→掘り始め

三面図のようなものを側面に描いていき、確実に要らない量を落としていきます。

「慣れない削りの作業」かつ「力を込めて量を落とす」ので、ハンマーでチスを持ってる手を叩き左手はあざだらけ、ハンマーを持ってる手はマメだらけになります。

2週目〜

なんとなく、形は見えてくる。、、

が、その形に引っ張られてさらに彫っていけない。鼻っ面みたいなでっぱりが出てくるともっと低いはずなのに削っていけない。

そうするとバランスが取れたダメな彫刻が出来てきます。メリハリのない丸っこいぬいぐるみみたいな羊になってきます。

ここからは触ったりよくみていって決めたらどんどん削っていきます。

だいぶ細くなってメリハリが出てきました

完成

-武蔵美の授業

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